イギリスとEU、離婚したけど未練はある?

 

みなさん、こんにちは😊

「ブレグジット(Brexit)」という言葉を聞いたことがありますか?

これは「British(イギリス)」と「Exit(退出)」を組み合わせた造語で、イギリスがヨーロッパ連合(EU)から離脱するという、歴史的な出来事を表しています。

でも、離婚と同じように、「出て行ったはずなのに、なんだかモヤモヤが残ってる」――
そんなイギリスとEUの関係を、今回はやさしく見ていきたいと思います🇪🇺


📅 そもそも、イギリスはなんでEUを出たの?

イギリスは1973年にEUの前身である「EC(欧州共同体)」に加盟し、約40年以上ものあいだヨーロッパ経済の一員として活動してきました。

でも、次第にこういった声が強くなっていったのです。

  • 「EUのルールに従うなんて、うちの国らしくない」

  • 「他の国の移民が自由に入ってくるのは困る」

  • 「払ってるお金の割に、うちの利益少なくない?」

そして2016年――
国民投票で「EUを出る」が決定され、ついに2020年に正式な離脱が完了しました。


🧳 離脱したあとの現実 ― 思ってたのとちょっと違う?

「EUを出れば、もっと自由にやれる」
「自分の国を取り戻そう!」

そんな期待を込めて決まったブレグジットでしたが、現実はなかなか複雑でした。

📉 経済に打撃

EUという大きな市場から出たことで、輸出入がスムーズにできなくなり、企業も困惑
ロンドンにあった金融機関の一部は、EU内の国へ移転するケースも出てきました。

🛂 国境の壁が復活

それまで自由に行き来できたイギリスとEUの間に“国境の壁”ができ、特に北アイルランドとアイルランドの間では大きな問題に。物流も人の行き来も、前より面倒になりました。

💬 若者の反発

離脱に賛成したのは年配層が多く、若い世代は残留派が多かったため、今でも「なんでこんな決定になったの?」というモヤモヤを抱える人も少なくありません。


🧩 EU側のホンネ ― 「出て行ったけど、やっぱり気になる」

EUの側も、イギリスの離脱は**「痛手」**でした。

経済的にも軍事的にも力のある国が抜けたことで、EUの「結束力」が少し揺らいだのは事実です。

とはいえ、

  • 「また戻ってこないかな…」とは口には出さず、

  • 「でも関係は保ちたいよね」と、お互いに貿易や安全保障では手を取り合う動きも続いています。

なんだか「離婚したけど、子どものために連絡は取り続けてる」みたいな関係ですね。


🚆 ブレグジット後のイギリスの“リアルな日常”

観光や留学でも人気のイギリス。
でも、最近のニュースではこんな声も聞こえてきます。

🛒 スーパーの棚に空きが…

EUからの輸入品が減り、一部の商品が品薄になることも。野菜や乳製品など、「あれ?ない!」という場面も増えているとか。

🧑‍🍳 移民が減って人手不足

EU出身の労働者がイギリスに来にくくなり、レストランや農業などで人手不足が深刻に。
特にコロナ禍と重なった時期は混乱が続きました。

🎓 留学制度も変更

かつてはEU内の学生が安くイギリスで学べましたが、離脱後はビザが必要になり、費用も大幅アップ。「ちょっとハードルが高くなった」との声も…。


🤝 これからのイギリスとEUはどうなるの?

ブレグジットから数年がたち、「やっぱり離脱は間違いだった?」という声も出てきています。
実際に、2024年ごろには**「再びEUに戻るべき」という世論が過半数に達したことも**。

でも、すぐに再加盟…というのは簡単ではありません。

  • 戻るには全加盟国の承認が必要

  • 離脱前よりも厳しい条件になるかもしれない

だから今は、「完全に離れてはいるけど、うまく付き合っていく」という方向で調整が続いています。


🌱 私たちに関係あるの?

イギリスとEUの問題は、遠い国の話に思えるかもしれません。
でも実は――

  • 貿易や旅行の自由って、こんなに影響があるんだ!

  • 政治的な決定が、日常生活に直結するんだ!

ということを肌で感じさせてくれるテーマでもあります。

私たちも、選挙や国際ニュースを見るとき、ちょっと立ち止まって考えてみたいですね。


📝 おわりに ― 離れても、つながりは消えない

イギリスとEUの関係は、まるで長年連れ添った夫婦が別々の道を歩き出したようなもの
離れても、完全には切れない。
複雑で、でもお互いを無視できない。

そしてその中で生まれる摩擦や、新しい協力の形は、これからの世界のかたちを考えるヒントになるかもしれません。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました😊

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